明治大学校友会(以下、校友会)は学校法人明治大学が「明治大学校友会」として認可している唯一の校友(卒業生)団体です。校友会は会則でも規定しているとおり、「明治大学を賛助し、会員相互の親睦を図る」ことを目的としています。





1 校友会の歴史

校友会は明治大学法律学校創設後、1882年に校友規則が制定され、4年後(1886)に第1回校友会総会が開かれ、校友会会則も制定され正式に校友会として誕生しました。

それ以来、校友会は明治大学の歩みとともに伝統と歴史を刻みつつ、校友52万人を擁しています。現在は2009年に就任された向殿政男校友会長の提唱する「明治はひとつ」の精神のもと、母校発展・充実に寄与し、後に続く学生が各人の夢を実現して社会に貢献できるように、また、会の発展のために活動を続けています。



2 校友会の組織

校友会は、2003年2月23日の臨時代議員総会において、会則の全面改正を実施(2003 年4月1日施行)し、組織の改革を断行し、「大学支援・大学賛助」の校友会へと明確な方針を打ち出し、定時代議員総会で校友会本部役員等人事を決定し、新生校友会として新たなスタートから早や10年間が経過いたしました。この間、校友の居住地主義を原則に全国54県単位支部とその傘下に219地域支部、そ して海外に2支部(大韓民国支部と台湾支部)が組織され、大学支援・賛助のために諸活動を続けています。



3 校友会の運営

校友会の運営会議としては、正・副会長会と支部長会を恒常的に開催し、校友会の財務と業務を監査するため校友会監査委員会を定期的に開催しています。また、校友会の重要事項を審議する代議員総会を年1回開催し、予・決算案、事業計画案等の重要議案を審議します。さらに、校友が一同に会する全国校友大会を年1回開催しています。



4 支部総会

各支部では、毎年1回定時総会(4月~7月)を開催し、事業計画、予算等支部運営に関する重要事項を決定しています。また、講演会・ビジネス交流等さまざまな行事が計画され、大学及び校友会本部役員が出席し、会員相互の親睦や情報交換の場となっています。



5 校友会活動費(校友会終身会費)

校友会活動の原資となります「終身会費」は、2003年4月1日の明治大学校友会会則の施行に伴い、会則第8条に基づき、「会員は、本会の基金、事業及び運営費に充てるための終身会費として3万円を納入する」と規定されました。幸いにも、大学のご厚意により2004年度入学生から予納制が復活いたしました。これにより、在学生が卒業した時点で校友となるため,終身会費が校友会に振り替えられることになります。

つきましては、2003年度以前の卒業生で校友会の諸活動をご理解いただける方や、すでに参加されていて未納な方々に、是非とも終身会費の納入をお願いしたく存じます。



6 校友会は母校・学生を支援

この終身会費は、まず、校友会活動に伴う全国校友大会や代議員総会など会議会合などの開催、各支部への助成金、そして事務費などの運営費に使われておりますが、これは全体の40%です。
残る60%は実は、母校や学生の支援事業に使われております。大きな柱となっている学部学生及び大学院学生などへの奨学金給付が30%を超えておりますし、学生の学術文化・スポーツ等の課外活動助成、さらには大学への寄附講座など母校の教育・研究活動支援のために支出されています。主な事業は以下の通りです。

① 校友会奨学金制度は、2004年度から給付型奨学金として創設し、現在は約5000万円が大学に指定寄付され、学部学生などに給付しています。

②大学主催のホームカミングデーを全面的に支援し、全国各地の支部が物産展の出店」福引景品の寄贈等の支援を行っています。当日は、多くの校友がボランティアで運営に参加協力しています。

③ 毎年全国約20もの都市で開催される支部公開講演会を、大学と校友会支部が共催で開催しています。明治大学が地域社会に出向き、一般市民を対象に公開講演会を開催することにより、大学の知を社会に還元し、社会に貢献しつつ、明治大学のPRも行っています。

④ その他、シェイクスピアプロジェクト、明大祭、生明祭等、大学及び学生のスポーツ、文化活動に対して助成を行っています。

さらには、大学の緊急時に備えた基金組み入れも行い、校友のみなさまへの円滑な交流のために大学に事務を業務委託もして万全の態勢をとっております。



7 校友会の広報活動

校友会では、明治大学校友のためのホームページ「紫紺NET」を運用しています。ここでは各種情報掲載の他、メールアドレス等を登録することにより、大学や校友会の情報をリアルタイムに受信できるようになります。その他にも「住所変更」や「生涯 メールアドレス」の取得など、母校明治大学とのつながりを生涯継続することができます。