兵庫県支部の歴史と活動状況

                              明治大学兵庫県支部

                               支部長 柴田芳晴

 兵庫県支部には二つの海(日本海、瀬戸内海)があり、日本一の広さの淡路島を持つ広大な県域を有する支部です。

明治大学卒業生の数は2900余名の住所判明校友が居住しております。

2003年校友会本部の組織大改革で一県一支部となり、全県下を統括する新生兵庫県支部が誕生しました。

歴史の浅い支部の難局を突破して、各役員の情熱と比類なき尽力により目覚ましい発展を遂げて今日に至っております。

それまで神戸地域支部は兵庫県支部と名乗っていましたが全県を掌握・統括しておりませんでした。

 1995年阪神大震災の折、旧兵庫県支部(神戸地域支部)は休眠中で校友会本部よりの義援金を受け取る組織が無く、隣の大阪府支部へ全額行ってしまうという苦い経験をしています。今は壊滅的な被害を受けた神戸市街も見事に復活しています。

兵庫県西北部には姫路駿台会が第二次世界大戦前より存在し、立派に活動を続けていました。

それらが統合され本部の意向により、県東部(明石より以東丹波・尼崎・伊丹に至る)が神戸地域支部、県西部(加古川以西、北は、豊岡に至る)が姫路地域支部に傘下2地域支部に名称変更となりました。

その後底辺を広げるため、県は音頭を取り2008年、北の雄但馬地域支部、初代地域支部長故清水 豊氏のご尽力により誕生し、目下3地域支部となっています。

兵庫県支部には明大卒の偉人を輩出しています。

 北に但馬出身の世界の冒険王故植村直己氏(昭和39年農学部卒、国民栄誉賞受賞)、南に淡路島より大作曲家故阿久 悠氏(昭和35年文学部卒)です。県校友の誇りとするところです。

  現在、兵庫県支部の活動ですが、より多くの校友が参加できる機会を作る努力を目指しています。

 支部総会・懇親会は毎年6月下旬、日本一の明石海峡大橋のふもと瀬戸の海・淡路島を望む風光明媚な「シーサイドホテル舞子ビラ神戸」にて開催、参加者は毎年120名前後です。

 明治大学公開講演会も新生兵庫県支部となってから5回開催しており、昨年は北野 大先生を招聘し、大好評でした。

 さらに、県支部主催で親睦ゴルフ大会を年2回春と秋に開催、毎回30名前後参加しています。

 優勝者には、「兵庫県支部長杯」の優勝カップを授与しています。

 次に、2年毎に「明治大学マンドリン倶楽部」を招聘して演奏会を開催しています。明治大学のPRと地域に貢献すると共に校友会組織の活性化と校友の発展に寄与しています。2014年8月31日神戸文化ホールにて公演、地元出身の阿久 悠スペシャルを企画、大人気でほぼ2,000席満員に近い盛況でした

 「明治は凄い!」とお客様より賞賛の嵐でした。

 3地域支部も活発で、4月観桜会、5月総会、7月納涼会、9月観月会、12月忘年会、1月新年祝賀会と親睦の輪を広げ充実を図っております。

 また、兵庫県父母会とも「明治は一つ」の下に交流と連携を密にしています。

  兵庫県支部の特筆すべきは校友より年会費を徴収していない事です。県下に在住する全ての校友が会員です。

 運営は厳しいですが、独自の方式で他府県に負けない資金を有しております。

 今後の課題ですが、女性会員と平成卒業の若手校友の諸行事への参加を促す事です。

 いずれも大変ですが偉大な同総植村直己・阿久 悠さんにあやかって兵庫県支部のモットーは「チャレンジ精神」です。

 大いに発揮してより一層の飛躍を期したいと考えております。